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環境・社会

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森林資源研究

コンテンツ

王子グループの環境施策の柱のひとつである「森のリサイクル」。私たちは森林資源の価値を高め、効果的に活用するために日々研究を続けながら、持続可能な森林経営を行っています。

より豊かな森づくりのために、樹木の品質改良や育成技術を研究

「紙づくりは、森づくり」という考え方が、王子グループの基本にあります。このため私たちは、森林保護が重要視されるようになる以前の1956年に、国や自治体に頼らずに、民間企業としては初の「林木育種研究所」を開設。以来60年近くにわたり、バイオテクノロジーを駆使した樹木の品種改良や、育成技術の研究に取り組んできました。現在、その機能はバイオリソース開発センターに引き継がれています。

海外植林を効率的に推進するため、早生樹種の研究に特化

海外植林の生産性を上げることもバイオリソース開発センターの役割です。植林木は主に製紙原料となりますが、その安定的確保のためには、成長が早く、良質な樹木を選抜し、これらを増やして植えて、確実に育てることが大事です。そのためバイオリソース開発センターでは、アジア農林技術センター(ラオス)と連携して、ユーカリやアカシアの優良品種や新品種の獲得、育林技術の改良など、早生樹の植林技術開発に特化した研究を行っています。早生樹は、成長が早い上に、作られるパルプの品質に優れ、様々な土地・地域に適合する率も高いことから、海外植林を進めるうえで有利です。ただユーカリやアカシアは根が浅く、台風などで強風が吹くと倒れやすいという欠点もあり、これらの問題克服も課題のひとつです。

また、同センターでは、他社に先駆けバイオ技術分野の拡充を図ってきました。なかでも広葉樹原料として重要なユーカリの「ゲノム解析プロジェクト」を他の研究機関と共同で進めるなど、ユーカリが持つ未知の遺伝情報の解明に向け世界をリードしています。
今日、バイオリソース開発センターは、世界有数の樹木研究機関として、国内はもとより国際的にも高く認知されています。近年では環境問題と植林の関係が密接に語られるようになり、国家研究プロジェクトを委託されるほどです。

研究段階のユーカリの苗の写真
研究段階のユーカリの苗

バイオマーカーの開発と植林事業での利用

バイオリソース開発センターでは、ユーカリの全ゲノム情報、遺伝子発現情報、代謝物情報から、樹種・固体の識別、栄養状態の把握、将来の形質推定等が可能な生体情報「バイオマーカー」を特定する研究も行っています。特定されたバイオマーカーの植林事業での利用も進めており、例えば、成長が良いユーカリ樹種の選定には通常数年かかりますが、それを苗段階で可能としました。将来は、成長が早く、材質の良い、不良な環境にも耐える樹木のより早期の選抜を実現し、豊かな森づくりに取り組んでまいります。

ユーカリ苗木の写真とバイオマーカー分析スペクトル
代謝物バイオマーカーによる苗木段階でのユーカリ雑種早期選別(見た目での樹種・雑種の識別は困難)