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環境・社会

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エネルギー利用の考え方

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省エネルギーと非化石エネルギーへの転換。
ふたつを柱に、環境と経済の両立を目指しています。

一般に紙パルプ産業は、エネルギー多消費型産業のひとつに数えられています。それは、生産設備や機械の運転に電気を使うほか、木材チップからパルプをつくる蒸解工程や、水に分散させたパルプをシートにし乾燥させる工程で、熱(蒸気)を必要とするためです。こうしたことから王子グループでは、省エネルギー対策を重要な課題と位置づけ、長年グループ全体で取り組みを行ってきました。省エネルギーは、エネルギーコストの低減だけでなく、環境対策という企業の社会的責任を推進するという意味でも重要なことです。

地球温暖化問題が深刻になるなか、CO2の排出量を削減することは緊急の課題であり、石油や石炭などの化石エネルギー使用量を減らすことが求められています。王子グループのエネルギー利用の特徴は、エネルギーの約3割が再生可能なバイオマス燃料である黒液(黒い植物性廃液)から供給されており、環境にやさしいエネルギー構成になっていることです。また、RPFボイラーを導入したり、廃棄物エネルギーへの転換により化石エネルギーの使用を抑えるなどの方法を採用、CO2削減を実現しています。


紙パルプ産業が今日の発展を遂げられたのは、これまで取り組んできたエネルギー対策の賜物です。今後も王子グループは、エネルギー対策として、(1)高効率設備の導入や排熱回収などによる省エネルギーと、(2)非化石エネルギーへの転換、具体的には黒液(黒い植物性廃液)(注1)・木屑といった再生可能なバイオマス燃料(注2) や、RPF(注3) ・廃タイヤなどの廃棄物燃料の利用拡大によるCO2の排出抑制に取り組み、エネルギーコストを低減し地球温暖化問題へ対応していきます。
経済的効果と地球環境対策としての効果を併せ持ったエネルギー利用の実現が、わたし達に課せられた使命と認識し、今後も環境と経済の両立を目指していきたいと考えています。

(注1)黒液(黒い植物性廃液)
木材チップからパルプを生産する工程(クラフトパルプ化法)で、木材チップの中の木材繊維をパルプとして取り出した後の、その他の黒い植物性廃液のこと、リグニンやヘミセルロースなどが成分。

(注2)バイオマス燃料
再生可能な生物由来(木材など)の有機エネルギーや資源のことで化石資源を除いたもの。

(注3)RPF
ごみ固形化燃料の一種で、紙ごみと廃プラスチックから作った固形化燃料。廃プラスチックや再生困難な紙ごみ(古紙)のサーマルリサイクルとして注目されています。

地球温暖化への対応のイメージ