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王子グループ

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ごあいさつ

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 平素は王子グループに対し格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。

 王子グループは1873年(明治6年)の創業から、多くの企業合併や事業領域の拡大と共に成長を続けてまいりました。現在では「製紙」業のみならず、パッケージング事業やパルプ事業など素材加工一体型事業や再生可能エネルギーである水力発電やバイオマス発電などの電力事業、さらにはバイオマスプラスチックやセルロースナノファイバーの開発などの未来を担うグリーンイノベーションに注力しています。事業環境も王子グループ自身も大きく変化してゆく中で、経営理念「革新的価値の創造」「未来と世界への貢献」「環境・社会との共生」を軸に、中長期的な企業価値の向上を図っています。

 これらの「経営理念」を踏まえ、王子グループの目指すべき姿の方針として、2022年度、新たに「存在意義」( パーパス) 、2030 年に向けた「長期ビジョン」、「2022~2024年度中期経営計画」を策定しました。
「存在意義」は、「森林を健全に育て、その森林資源を活かした製品を創造し、社会に届けることで、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていく」と定義しています。再生可能な森林資源を活用した製品群は、化石資源由来の素材・製品を置き換えていくことができます。また、森林にはCO2の吸収固定や生物多様性保全等、様々な公益的機能があります。地球温暖化への対応や生物多様性保全といった環境への配慮という命題に対し、これらの極めて大きな特異性、特長を存分に発揮し事業活動をすることこそが王子グループの「存在意義」であると考えております。

 「長期ビジョン」では、『成長から進化へ』というグループ方針を軸として、3つの基本方針①「環境問題への取り組み-Sustainability-」、②「収益向上への取り組み -Profitability-」、③「製品開発への取り組み -Green Innovation-」を通じ、環境行動目標2030、および連結売上高2.5兆円以上の達成を目指します。 この長期ビジョン達成のため、「2022~2024年度中期経営計画」では、この3年間で取り組むべき目標を定めています。

 また、気候変動問題については経営上の重要課題と認識しており 2020年9月、ネット・ゼロ・カーボンを目標に掲げ、2050年の実現に向けた「環境ビジョン2050」と、マイルストーンとなる「環境行動目標2030」を制定しました。 「環境行動目標2030」では、2030年度に温室効果ガスの排出量を2018年度対比で70%以上削減する目標を設定しています。そのうち20%については、石炭ボイラなどからの排出量を削減し、残りの50%については、植林地の拡大などにより森林のCO₂純吸収量を増加させることで、目標達成を目指します。

 私たち王子グループは、ステークホルダーの皆様とともに発展し、繁栄を分かち合う企業グループとして、これからも果敢にチャレンジしてまいります。ステークホルダーの皆様には、新たな経営戦略にもとづく今後の事業展開にご注目・ご期待いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。


王子ホールディングス株式会社   
代表取締役社長          
社長グループ経営委員 グループCEO
磯野 裕之