王子ホールディングス株式会社と公益社団法人日本環境教育フォーラムは協働で、王子グループの工場・社有林などを活用した、子ども向けの自然体験型環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を、2014年7月下旬から8月下旬にかけて、北海道・栃木県・静岡県・広島県の4カ所で開校します(5回開催)。
王子グループは、国内に700カ所、約19万ヘクタールの社有林を維持・管理し、「大気保全」「水源の涵養」「土砂流出防止」「生物多様性保全」など、森林の持つ公益的機能の維持に努めており、この社有林を活用した社会貢献活動として、2004年より「王子の森・自然学校」を開校しています。
本自然学校は、製紙工場見学、植林や間伐、紙すき体験など、森林の育成や活用に関連したプログラムに加えて、開催地における自然の特徴を活かして、自然観察、ツリークライミング、川遊び、キャンプなどを盛り込んだ、2泊3日の自然体験型の環境教育プログラムです。10回目を迎える本年も、「森と産業と人のつながり」を学ぶ環境教育の輪を広げるべく、夏休み期間中に4地域で5校(富士校は2回)を開校いたします。なお、参加費は無料です(集合場所への交通費等、実費負担あり)。
王子グループは、今後とも環境教育面での社会貢献に努めてまいります。
「2014王子の森・自然学校」概要
対 象 | 小学4年生~中学3年生 |
募集人数 | 各校20名 (計100名) ※応募多数の場合は抽選 ⇒募集要項 (日本環境教育フォーラムのサイト) ⇒募集チラシ |
募集期間 | 6月2日(月)~6月30日(月)応募ハガキ必着 *7月8日までに当選者の方にのみ通知を発送 |
参 加 費 | 無料 ※但し、傷害保険料約1,100円/人および集合解散地への往復交通費は自己負担。 |
主な目的 | (1) 民間企業としては最大の森林所有者として、森林を活用し社会貢献する。 (2) 間伐体験、山林観察、木登り、川遊び、キャンプなど自然体験型の環境教育を実施する。 (3)初対面の子ども同士が協力しあって過ごすことにより、人との関わりを学ぶ。 (4)自然体験の後に工場を見学することにより、森と産業と人との関わりをあらためて学ぶ。 |
プログラム 内容 | 製紙工場見学、紙すき、植樹体験、間伐体験、山林観察、ツリークライミング、川遊びなど(予定) ⇒過去の活動レポートを見る |
主 催 | 王子ホールディングス(株)、(社)日本環境教育フォーラム |
後 援 | 文部科学省(予定、昨年実績あり)、環境省、林野庁 ほか |
北海道校 | |
日 程 | 7月28日(月)~30日(水) |
社 有 林 | 苫小牧山林 |
宿 泊 所 | 王子製紙支笏湖山荘 (北海道千歳市支笏湖温泉) |
プログラム運営 | NPO法人当別エコロジカルコミュニティー |
特徴および内容 | 持続可能な森づくりの大切さを学ぶ。 王子製紙苫小牧工場見学、紙すき、ハイク、ナイトプログラム、木の調査、ツリークライミング、カミネッコン作りと植樹体験など |
日光校 | |
日 程 | 8月4日(月)~6日(水) |
社 有 林 | 日光山林 |
宿 泊 所 | 葛飾区立日光林間学園 (栃木県日光市) |
プログラム運営 | NPO法人国際自然大学校 |
特徴および内容 | 木を活用したアクティビティに取り組み、森について理解を深める。 王子マテリア日光工場見学、紙すき、アドベンチャーツアー、野外炊飯、キャンプファイヤーなど |
富士校 (2回開校) | |
日 程 | 第1:8月20日(水)~22日(金) 第2:8月25日(月)~27日(水) |
社 有 林 | 朝霧山林 |
宿 泊 所 | ホールアース自然学校 コテージ泊 (静岡県富士宮市) |
プログラム運営 | NPO法人ホールアース自然学校 |
特徴および内容 | 「食べる」ことに辿りつくまでのプロセスを体験。森づくりを通して「人」「森」「紙」の関わりを考える。 工場見学(第1:王子エフテックス、第2:王子マテリア)、紙すき、川遊び、夜の生き物探検、収穫体験、家畜の世話、間伐体験など |
広島校 | |
日 程 | 8月24日(日)~26日(火) |
社 有 林 | 石ケ谷峡山林 |
宿 泊 所 | ろうきん森の学校 テント泊 (広島県山県郡北広島町) |
プログラム運営 | NPO法人ひろしま自然学校 |
特徴および内容 |
森の中で、木を使った遊びと生活スキルを体験する。 |