王子ホールディングス株式会社(社長:磯野裕之、本社:東京都中央区)は、企業や自治体の環境情報開示に取り組む国際的な非営利団体であるCDP※1より、水セキュリティ分野の透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2024年の最高評価である「Aリスト企業」に選定されました。当社はフォレスト(木材)分野では3年連続で「Aリスト企業」に選定されていますが、水セキュリティ分野での選定は今回が初めてとなります。
王子グループでは、事業活動における水リスクの評価に加え、水資源の循環利用による取水量の削減、排水の浄化による生態系の保全、地域の水利用者との対話・協働に取り組んでいます。今回の「Aリスト企業」選定は、これらの取り組みが高く評価された結果と考えております。
また、王子グループが国内外で保有・管理する広大な森林(王子の森)には、水を浄化し蓄える水源涵養機能など、多面的な機能があります。国内における王子の森(18.8万ha)の水源涵養量は1日当たり約510万m3で、約1,690万人の水使用量に相当し※2、水資源の安定供給に貢献しています。
王子グループは今後も、経営理念の一つである「環境・社会との共生」のもと、事業場における水資源保全の取り組みや、王子の森の多面的な機能の発揮を促進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

- ※1CDPは、環境問題に関心が高い世界の金融機関および機関投資家と連携して、企業や自治体の環境への取り組みを評価し、開示を行う国際的な非営利団体です。2000年の設立以来、142兆米ドルを超える資産を持つ700以上の金融機関と協働するCDPは、資本市場と企業の購買力を活用することで、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護する取り組みを先導してきました。2024年には、世界の時価総額の67%を占める24,800社以上、1,000を超える自治体が、CDPの質問書を通じ、環境情報を開示しました。
- ※2家庭で1人が1日に使う水の量を300リットル(出典:厚生労働省)として算出。
関連情報
• 王子グループ統合報告書2024
/ir/library/integrated/
• サステナビリティ - 資源循環(水)
/sustainability/environment/circulation_water/
• CDPフォレスト(木材)分野において、持続可能な森林経営が認められ、最高評価「Aリスト」に3年連続で選定
/news/detail_001745.html
<本件に関する問い合わせ先>
王子マネジメントオフィス株式会社
サステナビリティ推進本部 サステナビリティ推進部
TEL:03-3563-7020 E-mail:ojihdss@oji-gr.com
王子ホールディングス株式会社
コーポレートガバナンス本部 広報IR部
TEL:03-3563-4523 E-mail:oji-holdings@oji-gr.com