王子ホールディングス株式会社(社長:磯野裕之、本社:東京都中央区)は、2026年5月、米国ノースカロライナ州立大学を拠点とする国際的な森林研究プログラム「Camcore」に正会員として加盟したことをお知らせいたします。
1.加盟の背景
当社は国内外において植林事業を展開し、ユーカリを中心とした優良品種の開発、苗木の生産および植林技術の高度化に継続的に取り組んできました。
近年は、事業地の拡大や植栽樹種の多様化が進む中で、地域や気候条件に適した品種を、科学的根拠に基づいて選定・開発する重要性がますます高まっています。
こうした状況を踏まえ、安定的な植林事業の推進と、将来にわたる森林資源の確保に向け、遺伝資源の拡充および育種・研究機能の一層の強化が、当社の森林資源戦略において重要性を増しています。
2.Camcoreの概要
Camcoreは、米国ノースカロライナ州立大学を拠点とする、樹木育種および遺伝資源研究を対象とした、国際的な会員制研究プログラムです。1980年の設立以来、世界各地の企業、研究機関、大学が参画し、持続可能な植林事業の高度化に向けた研究を進めてきました。
現在は、広葉樹のユーカリやチークのほか、針葉樹を含む主要な植林樹種を対象に、種子や遺伝資源の収集・保全から、成長性や環境適応性に優れた品種の開発を目指す育種研究までを、国際的な連携のもとで推進しています。
3.加盟による効果と今後の展望
本プログラムへの加盟により、当社はCamcoreが世界各地で蓄積してきた遺伝資源や試験データ、研究成果を活用し、新たな樹種や地域を含め、「適地適木」の考え方に基づく品種選定および育種開発を、より効率的に進めていきます。
また、企業と大学が連携する国際的な研究ネットワークに参画することで、最新の研究知見と、当社の社有林での取り組みを結び付け、育種・研究機能のさらなる高度化を図ります。これにより、植林事業の安定性および生産性を高め、森林資源の安定確保と事業競争力の強化につなげます。
当社は今後も、経済価値の創出と環境保全の両立を目指し、持続可能な森林資源の確保と森林経営の高度化をグローバルに推進してまいります。
Camcoreについて:https://www.camcore-ncsu.org/
<本件に関する問い合わせ先>
王子ホールディングス株式会社 イノベーション推進本部 森林資源研究センター
TEL:03-6625-0179
お問い合わせフォーム:https://www.oji-rd.jp/contact/