環境省「令和8年度 良好な環境を活かした観光地域づくりモデル事業」に採択 高知県四万十町で『王子の森 四万十』森のひらきプロジェクトを始動 ~森と地域、人がつながる新たな観光・交流モデルの創出を目指して~

お知らせ

王子ホールディングス株式会社(社長:磯野裕之、本社:東京都中央区)は、このたび環境省「令和8年度 良好な環境を活かした観光地域づくりモデル事業」(以下、環境省モデル事業)に採択されましたので、お知らせいたします。

本プロジェクトでは、高知県四万十町の社有林『王子の森 四万十』を核に、地域共創メンバー(生態系トラスト協会、NPO法人RIVER、四万十町役場)と連携しながら、森林や地域の自然・文化を活かした体験プログラムやツアーを開発します。自然環境の保全と地域活性化が循環する「保全と利用の好循環」の実現を目指します。

プロジェクトの推進にあたってはクラブツーリズム株式会社および株式会社アスエクとも連携してまいります。また、本プロジェクトの始動にあたり、キックオフイベントを開催します。



1.環境省モデル事業への採択について
環境省モデル事業は、自然環境の保全と利用の好循環を実現し、持続可能な地域づくりを推進する事業です。王子グループは、本事業を通じて森林が持つ多面的な価値を地域や社会と共有し、人と自然がつながる新たな地域づくりモデルの創出に取り組みます。

環境省モデル事業特設サイト:https://policies.env.go.jp/water/good-environment-tourism-r8/




2.『王子の森 四万十』森のひらきプロジェクトの概要
(1)プロジェクトの背景
王子グループは国内に約19万haの森林を保有・管理しており、持続可能な森づくりに長年取り組んできました。一方で、森林を将来にわたり健全な状態で維持していくためには、森林所有者だけで実現できるものではなく、それを支える地域社会の持続可能性も重要です。中山間地域における人口減少や担い手不足が進むなか、森の価値を地域の新たな活力へとつなげ、自然環境の保全と地域活性化を両立する仕組みづくりが求められています。
今回の舞台となる『王子の森 四万十』(木屋ヶ内社有林)は、四万十川流域の豊かな自然環境を支える森林であり、環境省レッドリスト掲載種であるヤイロチョウの生息地でもあります。2016年には生態系トラスト協会と「ヤイロチョウ保護協定」を締結し、2023年には環境省の自然共生サイト(OECM)に認定されています。


(2)プロジェクトの内容
本プロジェクトでは、『王子の森 四万十』を核に、四万十町の自然や文化、産業と連携した体験プログラムやツアーを開発します。地域住民、事業者、来訪者など多様な主体が森と関わる機会をつくるとともに、王子グループの取引先様とのネットワークを活かし、森林や地域社会との関わりを通じて新たな価値創出を促す企業向けプログラムや、海外企業・団体等によるMICE※関連視察やツアーの受入れを進め、四万十町の魅力を国内外へ発信します。また、観光や交流によって生み出された価値の一部を環境保全へ還元することで、「保全と利用の好循環」の実現を目指します。

※MICE:企業等の会議、報奨・研修旅行、国際会議、展示会・イベントなどを目的としたビジネス交流・集客の総称。



3.キックオフイベント開催のお知らせ
本プロジェクトの開始にあたり、キックオフイベントを開催します。
『王子の森 四万十』の取組紹介に加え、自然資本を活かした地域づくりの可能性について、地域共創メンバーや関係者とともに考える機会とします。



イベント詳細

開催日    :2026年11月18日(水) 15:00~17:00予定(14:30受付開始)
定員    :60名(1団体最大2名まで)※リアル会場のみ
場所    :虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCHインキュベーションセンター
主催    :王子ホールディングス株式会社(OMO王子の森活性化推進部)
企画協力:クラブツーリズム株式会社/株式会社アスエク

詳細    :
15:00-15:30 王子ホールディングスよりプロジェクト概要説明

15:30-16:15 プロジェクト推進に関するクロストーク
スピーカー:
環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境創造室 室長 森川政人様
NPO法人 RIVER 理事長 畦地履正様
クラブツーリズム株式会社 クラブ・コミュニティ事業部 鈴木光希様
王子ホールディングス株式会社 OMO王子の森活性化推進部 マネージャー 橋本俊市
ファシリテーター:
株式会社アスエク 代表取締役社長 市川隆志様

16:15-16:25 現地体験視察ツアーのご案内
16:25‐16:30 クロージングトーク
16:30-17:00 名刺交換会
※登壇者が当日一部変更になる場合がございます




4.今後の展開

2026年度は、地域関係者との対話を重ねながら、企業研修やMICE関連視察等の受入れに向けたプログラム開発や体制構築を行います。王子グループは、『王子の森 四万十』を起点に、自然環境の保全と地域活性化の両立を通じ、持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。また、森林との関わりが人や地域にどのような変化をもたらすのかを把握し、その価値を社会に伝えるための新たな評価手法の検討も進めていきます。



<各企画者コメント>

■クラブツーリズム株式会社 クラブ・コミュニティ事業部 鈴木光希様
観光はいま、地域を訪れて消費する時代から、旅を通じて自然環境や地域社会をより豊かに再生していく『リジェネラティブツーリズム(再生型観光)』へと進化が求められています。クラブツーリズムが培ってきたテーマ旅行やコミュニティづくりの知見を活かし、本プロジェクトでは、来訪者が『王子の森 四万十』の豊かな生態系や地域の営みに深く触れ、楽しみながら保全と活力の創出に関わることができる体験やツアーを共創してまいります。旅人が一過性の来訪者にとどまらず、森と地域を支える継続的な応援者・関係人口となることで、次世代につながる好循環を生み出したいと考えています。王子ホールディングス様、アスエク様、四万十町の皆様とともに、ツーリズムの力で人と自然が共に育ち合う新たな旅の形を切り拓いていきたいと考えています。


■株式会社アスエク 代表取締役社長 市川隆志様
森は木材を生み出すだけでなく、水を育み、多くの生きものを支える、地域にとって大切な基盤です。王子ホールディングスは、全国約650カ所に社有林を保有・管理しています。今後も私たちが自然からの恵みを享受し続けるためには、こうした森林が持つ自然資本としての価値を社会全体で共有し、適切に評価していくことが重要です。本プロジェクトでは、観光というビジネスモデルとサプライチェーンを活用し、訪れる人が森や自然の価値を実際に体感するとともに、その保全に継続的に関わる仕組みづくりに挑戦します。王子ホールディングス、クラブツーリズム、そして四万十地域のみなさまとともに、観光をきっかけに自然との新たな関わり方を生み出していきます。四万十での実践を、自然と共生する観光地域づくりのモデルとして、国内外に発信していきたいと考えています。


■王子ホールディングス株式会社 OMO王子の森活性化推進部 マネージャー 橋本俊市
私たち王子グループは、森林資源を活かす企業として、100年以上にわたり森を守り育ててきました。その中で、森林が私たちの事業を支える基盤であるとともに、地域の産業や文化、暮らしを支える『地域の基盤』であると実感しています。本プロジェクトでは、『王子の森 四万十』を地域や社会にひらき、多くの方に自然と人とのつながりを体感していただきたいと考えています。そして、自然資本や地域を支える活動に共感し、応援してくださる方を増やすことで、四万十町の皆さま、クラブツーリズム様、アスエク様と共に、良好な環境の保全と活用が循環する新たな森づくりであり地域づくりに挑戦してまいります。





本件に関するお問い合わせ先

王子マネジメントオフィス株式会社
王子ホールディングス株式会社 OMO王子の森活性化推進部
TEL:03-3563-4430