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カテゴリタイトル高機能光学粘着製品

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タッチパネルの進化に貢献、高機能光学粘着製品

コンテンツ

粘着材料イノベーション研究所は、王子グループにおける粘着関連製品の開発を担っています。

タッチパネル付きディスプレイの構成例と主な開発品


主な開発品

①高段差追従光学用両面粘着シート(部材貼合用)

高段差追従性と高耐久性、相反する性能を兼備

光学用両面粘着シートは、主にスマートフォンやタブレット端末などのタッチパネルの部材貼合用に使用される高透明な粘着シートです。
これらのシートにはlTO腐食防止、低誘電率、リワーク性、段差追従性、耐久性といったさまざまな性能が要求されます。
なかでも、薄い粘着シートでどれだけ柔軟に枠印刷や回路の段差に追従するかが大きな課題です。
王子グループでは、段差追従性(軟らかさ)と高耐久性(高凝集力)の相反する性能を満足させるため、貼合時は柔らかく、貼合後にUV光を照射することで硬化するデュアルキュアタイプの粘着シートを開発しました。


②低誘電光学用両面粘着シート(部材貼合用)

内部電磁波ノイズによるタッチセンサーの誤作動防止

タッチパネルは複数の電極間の僅かな静電容量変化を読み取り、タッチ位置を高精度に検出しています。 しかし、電極間の静電容量変化は内部機器が発する電磁波ノイズの影響を受け、時にセンサー誤作動や感度低下が起こる場合があります。
王子グループでは、この電磁波ノイズの影響を抑制する低誘電光学用両面粘着シートを開発しました。
通信規格の進歩に伴い、益々増える内部電磁波ノイズ。王子グループでは豊なバリエーションを揃え、皆様の新しいニーズにも柔軟に対応していきます。

※貼合後にUV照射を行っていただくタイプ、UV照射が不要なタイプを揃えています。

③高耐久光学用両面粘着シート(部材貼合用)

各種フィルム部材でも高耐久性を発現

自動車にはカーナビなど多数のディスプレイが搭載されており、その内部で使用されている高透明な両面粘着シートには、低温環境下や高温環境下での過酷な環境でも継続的にご使用いただくため、高いレベルの耐久性が求められています。
王子グループでは、独自の樹脂設計技術により、各種フィルム (PET、TAC等)にご使用いただいた際にも、車載用途で求められる厳しい条件でも浮きやハガレ、黄変等の外観変化が生じない高耐久光学用両面粘着シートを開発しました。


④光学用着色両面粘着シート(部材貼合用)

高級感ある外観を付与する高透明な着色両面粘着シート

王子グループでは独自のコーティング技術、分散技術を活用し光学用着色両面粘着シートを開発しました。着色されているにも関わらず高透明で、ディスプレイ画像をそのまま鮮やかに表現することができます。低温環境下や高温環境下でも変色せず、耐久性にも優れています。
さらに、カーナビゲーションなどの点灯時およびディスプレイ消灯時に、ディスプレイ周囲との一体感を高めるなど、インテリアに一層の高級感を演出することができるのも特徴です。


⑤アウトガス抑制光学用両面粘着シート(部材貼合用)

樹脂部材のアウトガスを抑制する光学用両面粘着シート

スマートフォンやカーナビなどの最表層カバーガラスは、軽量化や割れ防止の観点から、ガラスに代わりポリカーボネート等の樹脂板が使われるケースが増えてきました。また、デザイン性向上のため曲面の成型樹脂部材適用も検討されています。
これら樹脂部材を用いた場合、時間の経過とともに樹脂部材から“アウトガス”が発生して気泡やハガレが生じることがあります。王子グループでは、デュアルキュアタイプの発展形として、低温環境下や高温環境下での耐久性はもちろん、樹脂部材の貼合時のアウトガス発生を抑制した光学用両面粘着シートを開発しました。


⑥UVカット光学用両面粘着シート(部材貼合用)

主に屋外で使用される部材の紫外線による劣化を防止する光学両面粘着シート

屋外に設置され長期間にわたり太陽光にさらされる用途のディスプレイやタッチパネルの場合、最表層については紫外線(UV)耐久性のあるガラスを用いていても、内部の構成部材がガラスを透過したUVにより変色したり電気性能が劣化する場合があります。また薄型ディスプレイを用いたモバイル製品ではUVによる劣化が問題となる場合が出てきました。
王子グループでは、このような長期間のUV暴露によるトラブルが生じないようなUVカット性能とタッチパネルディスプレイなどの部材貼合に必要な粘着性能を兼ね備えた光学両面粘着シートを開発しました。


⑦高レタデーション飛散防止フィルム

虹ムラを解消し、視認性を向上

カーナビやインパネなど自動車にタッチパネルディプレイが使われることが多くなってきています。 運転中に偏光サングラスを利用した場合、ディスプレイとの位相差によって、虹ムラと呼ばれる模様が発生し、視認性が悪くなってしまいます。
そこで、飛散防止フィルムの位相差を制御することによって、虹ムラを抑制することが可能になりました。


⑧Anti-Water Markフィルム

画質低下なく、液晶モジュールへの貼りつきを防止

タッチパネルモジュールは、軽量化、薄型化、大型化にともない、指でタッチした際にたわみ易くなっており、 タッチパネルが液晶モジュールに貼りついてWater Mark(ウォーターマーク)と呼ばれる模様が発生する問題が増えています。
王子グループでは、この問題を解決するために、特殊な凹凸構造をフィルム上に形成することにより、液晶の画質を損なうことなく貼りつきを防止したAnti-Water Markフィルムを開発しました。

その他にも、さまざまな機能を持った機能性フィルムを開発しています。 例えば、光の屈折率差を制御し画面の映り込みを低減させたフィルムや傷つき防止性、指すべり性、汚れ防止性を持ったフィルムなど、ユーザーのニーズに答える機能性フィルムを開発しています。

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