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王子グループ

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機能材ビジネス

コンテンツ

既存製品の付加価値向上と
オンリーワン製品の開発および
営業強化で事業の拡大を目指します

青木 茂樹
王子ホールディングス
常務グループ経営委員
機能材カンパニープレジデント

機能材カンパニー製品紹介はこちら


セグメント概況



 2022年度は、売上高2,199億円(対前年+352億円)、営業利益155億円(対前年+2億円)でした。国内事業では、特殊紙は
販売数量が減少しましたが、価格修正を実施したことにより増収となりました。
感熱紙は新型コロナウイルスの影響で減少した需要が回復傾向にあったことに加え、価格修正の実施により、増収となりました。
海外事業では、感熱紙の需要回復や値上げの浸透、またブラジルにおいて新設備の稼働により増収となりました。
 2023年度は、売上高2,520億円(対前年+321億円)、営業利益160億円(対前年+5億円)を計画しています。

事業概要

 

王子グループ機能材製品カタログ

食品、医薬、印刷、建築、工業、農業など幅広い分野で活用されている各種機能を備えた製品を紹介しています。
カタログ画像をクリックしてご覧ください。

※日本語・英語・中国語に対応
[PDF 5MB]

王子グループ機能材製品カタログ

特殊紙事業

 絶縁材などの電気材料用紙、嵩高性・保液性に優れた乾式パルプ不織布、寸法安定性や耐熱性に優れたガラスペーパーなど、高度な特殊機能を備えた製品を取り揃えています。

ガラスペーパー(王子エフテックス)
ガラスペーパー(王子エフテックス)

感熱事業

 王子グループの感熱記録媒体は、家庭用・工業用・流通用・医療用などの様々なシーンで、お客様のニーズに応える製品を感熱・インクジェットなど多様な塗工技術で開発し、トップクラスの世界シェアを誇ります。


スロットチケット(Kanzaki Specialty Papers )

粘着事業

 独自の粘着力制御技術で、食品・飲料ラベル、宅配便の宅配ラベル、梱包用粘着テープや絆創膏といった身近なものから、建材用アルミテープ、偽造防止用テープなど特殊用途に対応する製品を取り揃えています。


Eco Marine TacTM(王子タック)

フィルム事業

 電動車のモーター制御用PCUに搭載されるフィルムコンデンサ用として、世界最薄となる薄膜化技術をベースに開発するコンデンサ用OPPフィルム、スマートフォン等の精密機器に採用される光学用両面粘着フィルムやハードコートフィルムなどの製品を取り揃えています。


コンデンサ用フィルム(王子エフテックス)

収益向上への取り組み — Profitability —

高機能・環境対応製品の積極的な開発

 国内では、高機能・高付加価値でかつ環境問題にも対応した製品の開発に取り組んできました。
 フィルムでは、高い遮熱性と光線透過性を両立させ、かつエコマーク認定を取得した「遮熱ウィンドウフィルム」、紙では、ラベルの裏側や包装の中身が見える半透明感熱紙「セミスルー」、不織布では、植物由来のセルロースとポリ乳酸を主原料とし、生分解性を有した「キナリト」、天然素材100%の水解性「テクセルシリーズ」を開発しました。またプラスチック代替の木材パルプを原料としたプレス成型用「セルロースマット」、「ファインプレスW」、さらに射出成型用「セルロース樹脂ペレット」の開発にも取り組みました。
 さらに、近年は農業資材分野でも加速度的に高まる環境対応要望に応えるべく、新たな製品を開発しました。産業廃棄物削減と食品ロス削減を実現する青果物包装フィルム「カルフレッシュ」、農業用マルチシートとして使用後は生分解する紙製マルチシート「OJIサステナマルチ」、天然パルプを主原料とした生分解性、水解性タイプの不織布「ハイビオス」など、ニーズに即応した新製品開発を進めています。
 また、脱炭素社会のグローバル化による電動車の急速普及に対して、モーター駆動制御装置のコンデンサに用いられるOPPフィルム生産設備を王子エフテックス滋賀工場に2基増設し、1基は2023年7月より、1基は2024年度に稼働の予定です。これにより、生産能力は2022年2月時点に対し、倍増する予定です。

シルビオシリーズ

 「シルビオシリーズ」は、プラスチック包装代替としての紙製品へのニーズが高まる中、紙包材にバリア性をもたせるだけでなく、アルミ蒸着フィルム並みの高いバリア性と遮光性をもつ製品や、透明性がありながらバリア性をもち合わせた製品、PEなどのシーラント加工が不要な製品など、さまざまな領域の軽包装用途に対応しています。
 「シルビオシリーズ」は、プラスチック包装代替としての紙製品へのニーズが高まる中、紙包材にバリア性をもたせるだけでなく、アルミ蒸着フィルム並みの高いバリア性と遮光性をもつ製品や、透明性がありながらバリア性をもち合わせた製品、PEなどのシーラント加工が不要な製品など、さまざまな領域の軽包装用途に対応しています。  EVOH同等の酸素バリア性、LDPE同等の水蒸気バリア性を備え、内容物からの水分蒸発・においも防ぐ「シルビオ バリア」。紙にアルミ蒸着を行い、酸素バリア性・水蒸気バリア性・遮光性・ヒートシール性を付与し、高いバリア性や隠蔽性が必要とされる用途に最適な「シルビオアルヴァ」。バリア性・ヒートシール性に加えて中身が見える機能を付与し、中身を見せたい食品や日用品の包装に最適な「シルビオクリア」。バリア性はありませんが、シーラントが不要で容易なヒートシール機能に特化し、食品の二次包装や配送用包装、産業資材包装に最適な「シルビオイージーシール」を取り揃えています。
シルビオシリーズは、紙マークの付与が可能な製品となっており、シルビオシリーズのもつ機能をご評価いただいたお客様から、食品の包装材や石鹸の包装材などに採用されています。

 

感熱事業の全世界拡販および印刷・加工を含めた競争力強化

 海外では、南米での旺盛な感熱紙需要に対応するため、ブラジルで生産能力をほぼ倍増とする設備増強・増設工事が完了し、本格稼働しました。欧州においても、感熱紙の生産設備の増産工事が始まっており、2024年1月の稼働を予定しています。また、2022年9月には、東南アジアおよび中国に事業拠点を有する高機能ラベル印刷加工会社Adampakグループが王子グループの一員になりました。すでにタイで展開する感熱紙、粘着紙事業、マレーシアの高機能ラベル印刷加工、断裁加工事業に、電気製品やヘルスケア製品向けの高機能ラベル事業が加わるとともに、原紙から加工までの一貫生産が可能となりました。今後も成長が見込まれるアジア地区において、シナジー効果を早期に発現すべく、高機能ラベル分野の顧客ニーズを広く吸い上げ、川上事業へフィードバックすることで、タイムリーかつ最適なラベル製品を幅広く提案し、顧客価値を高めていきます。
 東南アジア・南米・中東・アフリカ等の新興国市場では、経済発展に伴い拡大する需要に応じて、これまで培ってきた「抄紙」や「紙加工(塗工・粘着)」「、フィルム製膜」といった王子グループの強みである基幹技術をベースに事業エリアの拡大を図ると同時に、既存拠点での競争力強化を目指していきます。  引き続き環境配慮型素材および製品の開発を進めつつ、常に市場ニーズを先取りし、期待を超える製品やサービスを迅速に提供できるよう、新たな事業領域の拡大に積極的に取り組んでいきます。


Adampakグループ(シンガポール本社事務所)


Adampakグループ(ペナン工場 レタープレスラベル印刷機)

海外の主な拠点