
「お客様が求める価値」「原点はお客様にあること」を意識し行動することで、一層の収益力強化を図ります。さらなるプレゼンスの向上を目指し、国内事業ではNo.1メーカーへ、海外事業では更なる事業拡大を目指していきます。
渡 良司
産業資材カンパニープレジデント
生活消費財カンパニープレジデント
事業概要
産業資材カンパニーではあらゆるシーンにおける「包む」機能を、生活消費財カンパニーでは主として「拭く」機能を備えた、日常生活に密接した紙製品を取り扱っています。カンパニー所属国内グループ会社一覧
産業資材事業
白板紙、包装用紙、段ボール原紙事業
王子グループでは、食品や菓子などのパッケージや出版物の表紙などに使われる白板紙、ショッピングバッグや封筒、米麦袋、セメント袋などに用いられる包装用紙、段ボール原紙において、いずれも国内トップのシェアを誇り、お客さまから大きな信頼を得ています。

包装用紙(未晒クラフト)抄造マシン
(王子マテリア呉工場)
紙器加工、製袋、段ボール加工事業
時代とともに進化してきた商品のパッケージ。「包む」という基本的役割に加え、デザイン性、機能性、環境性などが求められます。素材の製造から設計・デザイン・加工までを一貫して手がけるトータルパッケージングカンパニーとして、お客様の立場で考え、より良い製品を全国にきめ細かく整備された拠点を通じて迅速に提供します。

生活消費財事業
家庭紙事業、紙おむつ事業
「ネピア」ブランドでお馴染みのティシュ、トイレットペーパー、紙おむつなどの家庭用品を扱っています。幅広い年齢層のお客様に長くご愛用いただける商品をお届けしたい、また全ての商品を通じて快適な暮らしのお手伝いをしたい。「やわらかハート、ネピア」はそんなネピアの思いを表現したスローガンです。

nepia ボックスティシュ、トイレットロール、
紙おむつ(王子ネピア)
事業戦略
国内事業戦略
産業資材事業では、マーケットインの思想を徹底し、「素材・加工一体型ビジネスモデル」を追求することで、No.1総合パッケージングメーカーの地位を確立します。また既存事業の基盤強化により、トータルパッケージング事業を推進・拡大すると同時に、グループ連携強化を図り、お客様への幅広い営業活動のサポート体制を構築していきます。さらに中越パルプ工業との業務提携を実施している製袋事業・白板事業については、提携効果の早期発現を図ります。
生活消費財事業では、『nepiaQuality』=生活品質・環境品質・社会品質の3つの品質で№1を目指し、家庭紙の『ネピア』、子供用おむつの『ネピアGenki!』、大人用紙おむつの『ネピアテンダー』と、それぞれのブランド価値向上に向けて、営業・マーケティング・生産が一体となって、積極的な事業展開を進めています。
海外事業戦略
産業資材事業では、東南アジア・インド・オセアニアにおける豊富な経営資源を有効活用しながら、域内で連携して最適な販売・供給体制を構築するとともに、未進出国への進出および既存事業を補完する事業(紙器、ラベル印刷加工、軟包装等)の拡大を推進し、トータルパッケージングサービスの提供を目指します。
紙おむつ事業については、インドネシアでの現地パートナーとの合弁事業、マレーシアでの紙おむつ新工場操業開始など、今後も需要の伸びが見込めるアジア諸国を中心に事業展開を進めてまいります。また、海外からの日本製の紙おむつへの需要に応えるため、国内工場の設備増設など、海外拡販体制を強化していきます。