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王子グループ

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産業資材・生活消費財ビジネス

コンテンツ

サステナブルな紙製包装資材を活用した イノベーティブな提案で、 環境保護と収益向上を両立し、 ステークホルダーからの信頼にお応えします。

長谷部 明夫
王子ホールデイングス
常務グループ経営委員
産業資材カンパニープレジデント

産業資材事業

セグメント概況



 2022年度は、売上高7,805億円(対前年+817億円)、営業利益△12億円(対前年△274億円)でした。国内事業では、多くの品種において価格修正に取り組んでおり、売上高は増収となりました。紙おむつの売上高は前年並みでした。海外事業では、段 ボール原紙・段ボールは主に東南アジア・インドでの販売増、値上げの浸透に加え、マレーシアにおいて2021年10月から段 ボール原紙の新マシンが稼働したことにより、売上高は増収となりました。2023年度は、売上高8,660億円(対前年+855億円)、営業利益390億円(対前年+402億円)を計画しています。

事業概要

段ボール、紙器、紙袋といった各産業に不可欠な包装資材について、原紙製造から製品加工、さらにパッケージデザインまでの素材・加工一貫の生産・販売体制を整えており、お客様のニーズにタイムリーに対応しています。

【段ボール事業】
食品・日用品・家電製品等あらゆる分野で使用される一般段ボールに加え、工業部品等の輸送に用いられる重量物包装用段ボールも取り揃えています。また商品サイズに合わせて梱包する自動包装システムも提供しています。

【紙器事業】
菓子・化粧品・医薬品等あらゆる分野で使用される紙器について、美粧性に優れた原紙に、用途に応じた構造設計や訴求力のあるグラフィックを組み合わせることで、お客様の商品の価値をさらに高めるパッケージの提案を推進しています。

【紙袋事業】
さまざまな製品を安全に保管・輸送するための重包装袋から、小売店の商品包装に用いられ、販売促進にも役立つ手提げ袋、さらにネットショッピングの普及で需要が伸びている宅配袋まで、お客様のニーズに幅広く対応しています。



中期経営計画達成のための課題と2023年注力施策




東南アジア・インド・オセアニアでのパッケージング事業のさらなる拡大・強化

各地で増大するパッケージ需要に応えるべく、東南アジア・ インド・オセアニア地域の9カ国で計47カ所の製造拠点を有 し、事業を展開しています。 2022年から2023年にかけては、マレーシア(2カ所)・ベト ナム(2カ所)における段ボール新工場の稼働に続き、2023年 6月には、インドで5カ所目となる段ボール工場の建設を決定 しました。  東南アジア・インドでは、今後も、引き続きM&Aも合わせて 事業の拡大とシェアアップを図るとともに、新工場はもちろ ん、既存工場の設備更新の際にも、最新設備導入を積極的に進 めることで、コストや品質面での競争力向上を図り、事業基盤 を強化していきます。オセアニアでは、2022年にニュージーランドのクライス トチャーチで新工場が稼働し、豪州を含めた段ボール事業で の積極的なM&Aや、既存工場への最新設備の導入などによ り、事業拡大および競争力強化を図っています。  また、プラスチック代替製品開発を進め、今後想定される需 要増に対応していきます。


ベトナム6カ所目の段ボール工場(2022年8月営業運転開始)

海外の主な拠点






Topics - Sustainability -

 【環境への取り組み】
 栃木県に建設した段ボール原紙加工一貫工場では、出力 1.5メガワットの太陽光発電設備の設置を進めています (2023年9月末完成予定)。これまでも段ボール工場に太陽 光発電設備を設置することはありましたが、今回はより大出 力のものを設置したことで、好天時には段ボール加工部門の 日中電力使用量をカバーすることができます。  既存工場についても、屋根の荷重が許容する場合や屋根修 繕時に合わせて太陽光発電設備の設置を行うなどの取り組 みを進めている他、石炭使用ボイラについても燃料転換を検 討しています。  引き続き事業の拡大と並行し、環境問題への取り組みも進 めていきます。



 【製品開発への取り組み】
 オール段ボールの海外向け自動車用座席輸送固定材の開発
 従来スチール製のものが使われていた、海外向け自動車用 座席輸送固定材について、オール段ボールの輸送固定材を開 発しました。オール段ボール化することで、コストダウンや 梱包作業の省力化、さらにリサイクル性の向上が期待され ます。これらが評価され、世界包装機構(WPO:World Packaging Organization)主催の「ワールドスターコンテ スト2023」において「ワールドスター賞」を受賞しました。  今後も当グループのサステナブル・ビジネスモデルの1つ である「紙のリサイクル」を推進するため、紙製包装資材の新 たな可能性を切り開く製品開発を続けていきます。



 自動包装システム「OJI FLEX PACK'AGE」
 商品サイズに合わせた梱包が可能な自動包装システムと、 その包装資材である連続段ボールシート「らくだん」の販売 を行っています。梱包作業の省人化に加え、資材使用量の削 減や配送負荷低減による温室効果ガス削減も実現できる次 世代の包装ソリューションとして、さまざまな業種のお客様 から好評を得ています。  2022年6月からは、既存の関東地区に加え、関西でも「ら くだん」の生産を開始し、本製品をさらに多くのお客様にご 提案できる体制となりました。さらに市場展開を加速し、「ら くだん」事業の基盤強化と環境負荷の低減に取り組んでいき ます。

生活産業資材事業|生活消費財事業

王子グループ内のリソースを最大限に活用し、 nepiaブランドの価値向上を図るとともに、 人々と環境に寄り添った製品を お客様にお届けします。

森平 高行
王子ホールデイングス
常務グループ経営委員
生活消費財カンパニープレジデント

事業概要

 家庭紙ブランド「nepia」を展開しています。肌ざわりや使い心地の良さ、機能性を追求する生活品質。森を守るために採用したFSC®認証紙をはじめとする環境品質。お客様の思いと共に社会に貢献していくCSR活動などの社会品質。王子ネピアは、この3つの品質を追求し、ティシュ、トイレットロール、紙おむつなど、生活に欠かすことのできない製品をお届けしています。(FSCⓇC018118)

 




収益向上への取り組み

中期経営計画達成のための課題と2023年注力施策

国内家庭紙事業のブランディング強化・拡販

 王子ネピアは業界に先駆けて2011年からFSC®認証紙を 採用し、その後、バイオマスフィルムやインキの採用、パッ ケージフィルムを紙に変更した環境配慮型製品の開発など、 環境に配慮した製品作りを続けてきました。  2023年2月、生活者から見たSDGs企業ブランド調査※ 

『JSBI 2022(Japan Sustainable Brands Index)』にて、王 子ネピアは4位(306社中)、業種別ランキングでは、「化粧品・ トイレタリー部門」1位(17社中)にランクインしました。 ※ サステナブル・ブランド・ジャパン調べ(全国15,300サンプル、イン ターネット調査、18-79歳男女、対象企業数306社)

製品開発への取り組み

「ネピア鼻セレブ洗顔専用」発売 

 洗顔後に顔の水分をふき取る際、布タオルの衛生面に対する 不安や、毛羽立ちやごわつきなど肌あたりに不満を抱えている 声にこたえ、ぬれたお肌をやさしくふき取ることに適した「鼻セ レブ洗顔専用」を新たに開発しました。鼻セレブボックスティ シュと比較して、吸水速度は約3倍以上、ぬれた時のシートの強 度は2倍以上で、エンボス加工が施されたシートが素早くお顔 の水分をふき取ります。また、鼻セレブティシュと同じネピア独 自のトリプル保湿成分を配合し、厚手でも柔らかな肌触りに仕 上げました。今後も消費者の「あったらいいのに」を形にする製 品開発に取り組んでいきます。

 

環境問題への取り組み

「ネピネピティシュ5コパック 400枚(200組)フィルムレスボックス」発売

  ボックスの取り出し口部分のフィルムをなくし、押すだけ で簡単にティシュが取り出せるフィルムレスボックスを開発 しました。スムーズな取り出し性は維持したまま、フィルムを なくしたボックス構造を実現。使いはじめは取り出し口部分 を押すだけで簡単に開きごみも出ず、使用後は箱を押して簡 単にたためる仕様にし、そのまま紙ごみとしてリサイクルで きます。また、取り出し口のフィルムをなくすことで、ティシ ュに使用されるプラスチックの約25%を削減し、省資源・省 プラを実現した環境配慮型の商品です。