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王子グループ

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印刷情報メディアビジネス

コンテンツ

事業間の垣根を越えた連携で、需要構造の動向を見据えた生産体制再構築等を進め、収益力・競争力を 高めていきます。

森平 高行
王子ホールディングス
常務グループ経営委員
印刷情報メディアカンパニープレジデント

セグメント概況




 2022年度は、売上高2,810億円(対前年+365億円)、営業利益△48億円(対前年△226億円)でした。国内事業では、新聞用紙は需要の減少傾向が継続しているものの、価格修正の実施により、売上高は前年並みとなりました。印刷用紙は輸入紙の減少により国内製品への需要が高まっていることに加え、価格修正の実施により、売上高は前年に対し増収となりました。海外事業では、江蘇王子製紙有限公司において、売上高は前年に対し増収となりました。  2023年度は、売上高3,050億円(対前年+240億円)、営業利益210億円(対前年+258億円)を計画しています。

事業概要

新聞用紙事業

 世界有数の新聞用紙生産工場である苫小牧工場で、多彩なパルプを駆使し て、軽量化や印刷再現性の向上などお客様が求める高品質な新聞用紙を生産 しています。国内シェアは約30%を占め、首都圏をはじめ全国各地に安定供 給しています。新聞用紙には、多くの古紙を使用し、紙のリサイクルにも貢献 しています。

印刷・出版用紙事業

 写真集や高級カタログに使用されるアート紙、雑誌やチラシに使用され るコート紙、書籍に使用される上質紙など、さまざまなニーズに対応する 印刷用紙を取り揃え、日々の情報を伝達する役割を担っています。FSC認 証紙やグリーン購入法適合製品など、環境配慮型の印刷用紙のラインナッ プも充実しています。

印刷・出版用紙事業

情報用紙事業

 コピー用紙、フォーム用紙など、さまざまな情報処理システムを支える出 力媒体を提供しています。きめ細かな品質設計と品質管理体制で、印刷方式 や型式の異なるプリンターにも対応しています。印刷適性や加工の作業性を はじめ、生産性向上により高速化する印刷にも対応できる高品質な製品を取り揃えています。

情報用紙事業

収益向上への取り組み — Profitability —

中期経営計画達成のための課題と2023年注力施策

 

 王子グループの他事業と連携を深め、今後の需要動向を見据えて、保有するパルプ設備・バイオマスボイラ等の資産を最大限有効活用し、収益力・競争力強化に取り組んでいます。2021年10月には、苫小牧工場で新聞用紙マシン1台を段ボール原紙製造へ生産品種を転換しました。また、2022年4月には、同工場において王子マテリア名寄工場から移設した特殊ライナー・特殊板紙製造設備が稼働しました。海外では、江蘇王子製紙(中国)において、既存のパルプ製造設備やバイオマスボイラ等を活用し、家庭紙原紙マシンを新設しました。(2020年稼働)

環境問題への取り組み

 紙づくりに欠かすことのできない「電力」。王子グループは、各種発電所を国内に保有し、工場の動力源の確保や売電事業に取り組んでいます。中でも千歳第一水力発電所は、明治43年に建設され、日本最古の産業用発電所として、今もなお稼働しています。千歳川流域の5つの水力発電所の発電能力は3万7,000kwに上り、約25km離れた王子製紙苫小牧工場の重要な動力源となっています。また、支笏湖周辺の需要家にも供給しており、2018年9月に北海道で発生した胆振東部地震の際には、地震発生後約1時間半後には発電所が復旧し、道内で唯一ブラックアウトを免れました。水力発電は、エネルギー変換効率が高く、発電時に温室効果ガスを排出しない再生可能なクリーンエネルギーとして、昨今注目されています。今後も持続可能な社会の実現に向けて、エネルギーの有効活用など、さまざまなアプローチで貢献していきます。