王子グループでは広葉樹および針葉樹クラフトパルプ・溶解パルプ等、多様なパルプを生産しています。外販パルプ生産能力250万トン/年を有し、アジア・欧州・北米などグローバルに販売を展開しています。
クラフトパルプ(KP)
広葉樹および針葉樹クラフトパルプ(KP:Kraft Pulp)は、木材チップを薬液と共に蒸解し、取り出した繊維を解きほぐして製造されたパルプのことです。主に製紙原料として取り扱われています。

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溶解パルプ(DP)
溶解パルプ(DP:Dissolving Pulp)は、木材中のヘミセルロース、リグニンを極限まで除去して製造したパルプのことです。クラフトパルプと比較して、白色度およびセルロース純度が高いことが特徴です。 DPは加工方法によってさまざまな用途(繊維、医療、食品、液晶など)に応用することが可能であるため、幅広い分野で利用されています。

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機械パルプ(BCTMP)
機械パルプ(BCTMP:Bleached Chemi-Thermo Mechanical Pulp)は、木材チップを高温条件下で磨砕し、漂白工程を経て製造されるパルプのことです。強度が高いことが特徴であり、主に板紙、紙コップ原紙に使われています。
