王子グループパッケージング推進センターでは、牛乳紙パック※の国内一貫生産に向けた開発をしています。
※チルド用牛乳紙パック
MADE IN JAPANの牛乳紙パック原紙
2018年に新たに発足したパッケージング推進センターは、長年培った製紙技術を活かし、この度、牛乳紙パックに使用される原紙の生産を始めとした、牛乳紙パックの国内一貫生産体制の開発に成功しました。
スーパーやコンビニなどでかならず見かける屋根型の牛乳紙パックは、20世紀初頭にアメリカで誕生しました。その後日本に導入されてから、現在では生活に浸透した紙製品のひとつとなっています。
これまで一般的に牛乳紙パックには海外で製造された原紙が使われておりましたが、王子グループが国内紙パック原紙を生産できるようになり、その結果、パルプから牛乳紙パックまで、日本国内での一貫した生産体制を整えることができました。
パルプから紙パックまで、国内一貫生産
①原料
原料のパルプ製造から抄造まですべて、国内の工場で行うことにより、高度な品質管理と海外からの輸送コスト削減などに貢献することができます。
②パルプ(抄造)から紙パック(加工)まで一貫生産
王子グループでは、これまで、海外でしか行われていなかった牛乳紙パックの層構造加工(ラミネート加工)を国内で行い、既存の製紙技術と組み合わせることにより、パルプから牛乳紙パックまで、日本国内での一貫生産が可能になりました。
パルプから印刷・加工まで国内での一貫生産体制をつくることにより、安全・安心な国産の牛乳紙パックを安定して提供することができます。
トータルサービス
紙パックの国内製造に加え、飲料を紙パックに充填する機械の販売・メンテナンスも行っています。
ソフト(紙パック)からハード(充填機)まで、全体のサービスを通じて、顧客ニーズに合わせた柔軟性のあるソリューションを提供します。