王子グループの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)は、ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)などの電動車に幅広く使われています。
電動車の小型・軽量化に貢献する王子のフィルム製膜技術
“より強く、より薄く”を追求
電動車では、パワーコントロールユニット(インバーターなど)の電気駆動系に安全性の高いフィルムコンデンサが用いられています。その主な材料である高性能ポリプロピレンフィルムの厚みが薄いほどフィルムコンデンサを小型化することができます。
一方、世界では今後の電動車は、いかに電気だけで長距離走行できるかに注目が集まっています。したがって、より大きな動力をえるためには、現在のコンデンサにおける高電圧・大電流のトレンドは維持され、薄くなっても高電圧を遮断する高い絶縁性は必要になります。
王子グループは独自の材料設計技術と延伸加工生産技術を用いて、この潮流にさきがけてさらに”より薄く、より強い”「高耐電圧ポリプロピレンフィルム超極薄化技術」の開発を推進しています。