サステナビリティ推進体制

体制

王子グループはサステナビリティへの取り組みを経営の重要課題の一つと認識し、2022年4月にサステナビリティ推進委員会およびサステナビリティ推進本部を設置しました。コーポレートガバナンスに関する基本方針に基づくリスク管理体制の整備および運用状況の監督の役割を果たすため、王子ホールディングスの取締役会がグループ経営会議を通してサステナビリティ推進委員会を監視・監督しています。
サステナビリティ推進委員会は、気候変動や自然資本・生物多様性、人権などのサステナビリティに関する統括責任者である、王子ホールディングスの代表取締役 社長執行役員 CEOを委員長、取締役、監査役、執行役員(全カンパニーのプレジデントと女性社外取締役を含む)を委員として年2回開催され、サステナビリティに関するリスクおよび機会、対策について協議します。サステナビリティ推進委員会規程に基づき、協議事項は重要性に応じてグループ経営会議に付議・報告されます。さらに、経営会議規程に基づき、グループ経営会議で審議・報告された事項のうち、CEO(サステナビリティ推進委員会の委員長)が必要と判断する事項は、王子ホールディングスの取締役会に付議され、執行決定されます。2024年度は自然関連の測定指標・ターゲットの設定、森林破壊・転換ゼロコミットメントの公表、苦情処理メカニズムの導入(人権に関する相談・通報窓口の設置)などが決定されました。

サステナビリティ推進本部は、グループの統括管理部門として、サステナビリティ関連のグループ横断的なリスク・機会を特定します。それらを適切に管理するため、カンパニーおよびグループ会社を対象としたリスク別の部会等を通してグループ内への浸透を図るとともに、サステナビリティ推進本部の管掌取締役に毎月報告し、グループ経営会議に年2回付議・報告します。重要なリスク・機会は管掌取締役の判断のもと、取締役会に報告します。また、サステナビリティ推進委員会の事務局として、サステナビリティ推進委員会の決定事項を推進します。

サステナビリティ推進本部の体制を表した図

サステナビリティ推進委員会協議事項

  1. 気候関連のリスク・機会、およびその対応に関する事項
  2. 自社の自然関連の依存・影響・リスク・機会とその対応、および自然資本の回復・拡大に関する事項
  3. 上流・下流バリューチェーンの自然関連の依存・影響・リスク・機会とその対応、および自然資本の回復・拡大に関する事項
  4. サーキュラーエコノミー推進に関する事項
  5. 持続可能な森林経営に関する事項
  6. 自社およびサプライチェーンにおけるプラスチック汚染、使用量削減に関する事項
  7. 水関連のリスク・機会、およびその対応に関する事項
  8. サプライチェーンリスク、およびその対応に関する事項
  9. 環境リスク、およびその対応に関する事項
  10. 人権リスク、およびその対応に関する事項
  11. 腐敗防止に関する事項
  12. インクルージョン&ダイバーシティ推進に関する事項
  13. その他、サステナビリティに関する重要課題、およびその対応に関する事項