方針
王子グループでは「コンプライアンス・安全・環境の徹底が企業活動の根幹」「安全絶対優先の基本原則」の方針のもと、王子グループ企業行動憲章や王子グループ行動規範において、労働安全・衛生についても定めています。これらの労働安全・衛生に関する企業行動憲章や王子グループ行動規範をグループ全従業員一人ひとりが強く認識し、実践・遵守することにより、職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成の促進、より良い職場安全風土を構築するなど、王子グループで働く仲間が、安全・安心して働ける企業であるよう、取り組んでいます。
王子グループ企業行動憲章
2項 安全と健康に配慮した働きがいのある職場環境の整備
働くすべての人々の能力を高め、多様性(ダイバーシティ)、個性を尊重する働き方、および安全と健康に配慮して働きやすい職場環境を整備します。
王子グループ行動規範
17項 職場の安全衛生の確保
「安全をすべてに優先」することを基本に、職場の安全衛生確保と安全行動を実践し、事業に関わるすべての関係者の安全衛生を確保します。また、心身の健康管理には十分に留意し、職場環境を整備します。
22項 社内ルールの遵守
業務遂行にあたっては、関係法令・定款の遵守はもとより、各種の規程、就業規則などの人事関係諸規則、作業手順書、業務マニュアルなどの社内ルールを遵守します。
29項 風通しのよい職場風土
業務や職場の課題について、一人ひとりの個性や多様性(ダイバーシティ)を尊重し、お互いにオープンに話し合える職場風土の実現と維持のために、常に最大限の努力をします。職場で解決困難な問題は、決して抱え込まずに、上司あるいは関係部門に相談し、解決をはかります。
グループ安全衛生管理規程
王⼦グループの安全衛⽣管理体制はグループ従業員ならびに協⼒会社・臨時⼊構業者の労働災害の防⽌と健康の保持促進を図るため、安全衛⽣に関する責任体制を明確化し、グループ安全衛⽣管理規程において基本事項を定めています。
基本事項
- グループ安全衛生推進計画
- グループ各社への安全衛生業務の連絡、指導および管理、労働災害発生時の報告
- 国内・海外事業場の安全衛生管理業務
目標と推進計画
グループ安全衛生推進計画
王子グループでは、毎年、前年の安全成績や反省を踏まえたグループ安全衛生推進計画を策定し、グループ各社に配信。グループ各社は、そのグループ安全衛生推進計画に基づき、各社・各事業場の安全衛生推進計画と具体的な活動計画を策定し、グループ従業員だけでなく、協力会社や臨時入構業者が一体となって、労働災害撲滅を目指した活動を推進しています。
基本方針
安全絶対優先の基本理念のもと、王子グループ全体の災害ゼロを目指した活動に邁進する
スローガン
死亡・重篤災害を起こさないために決めた安全ルールを確実に守り守らせること!
重点目標
グループ全体⽬標:死亡・重篤災害ゼロの達成
重点施策
王子グループでは、2023年(10月末現在)、業務死亡災害が3件(国内:フォークリフト・重機1件、海外:崩壊・倒壊1件、火災1件)、通勤死亡災害が1件、カウント外業務死亡災害が2件(海外:はさまれ・巻き込まれ1件、墜落・転落1件)発生している。また、死亡災害を含めた休業災害が61件(昨年58件、年間69件)発生し、安全大原則や職場の安全ルールを守らなかった事例は27件(昨年27件)発生している。これらの状況を踏まえ、今年も安全大原則や安全ルールを守り守らせることをスローガンとして掲げる。同時に、機械・設備の安全化推進、特に、フォークリフトや重機との接触災害防止対策を進め、目標である「死亡・重篤災害ゼロ」の達成、休業災害件数を減少させる取り組みを展開する。
- 安全大原則や安全ルールの完全遵守
遵守・禁止事項、非定常作業を含めた安全作業手順書を整備し、理解・習得度を確認しながら、繰り返し教育訓練を実施すること。VR(仮想)危険体験は、フォークリフト作業コンテンツ(王子オリジナル他)など活用すること。 - 機械・設備の安全化推進(特に、フォークリフトや重機との接触防止対策)
全員参加型のリスクアセスメントを積極的に行い、各社・各事業場トップの指示のもと、管理監督者が責任を持って、具体的かつ速やかな安全対策を計画し、安全部門・技術部門が連携して進捗管理し、安全化を実施すること。 - 腰痛防止対策の推進
始業前の準備体操やストレッチング等を実施すること。 - 心身の健康管理および職場衛生環境の改善整備
定期健診全員受診および有所見者の二次検査・特定健診の積極的な勧奨と確実な受診により、健康の保持増進、疾病予防・早期発見・治療につなげる。また、ストレスチェック全員受検、過重労働による健康障害の防止、職場環境の改善整備を行う。
体制
国内外事業場において、責任と権限を有する事業場長が安全衛生の責任者として、安全衛生に関する業務を統括管理し、安全衛生管理体制を確立しています。国内においては労働安全衛生法に規定の規模・業種に関わらず、事業場を統括管理する工場長・事業所長等を総括安全衛生管理者に選任しています。

安全衛生情報発信・労働災害報告
王子ホールディングス安全部は、グループ安全衛生推進計画や安全衛生に関する通達・ガイドラインなどの安全衛生情報や労働災害報告書などをグループに配信しています。
万一、死亡・重篤災害が発生した場合には、グループリスク管理基本規程に報告ルートを定め、速やかに経営層に報告し、的確な管理ができる体制を構築しています。
労働災害(休業1日以上)が発生した事業場には、災害発生後3日以内に休業災害発生報告書(様式1号:速報)を安全部に提出し、王子ホールディングス安全部は基本的な災害発生状況・原因・対策を確認した上で、国内外のグループ会社に配信して、情報共有と類似災害防止の水平展開指示を行なっています。
さらに、労働災害(休業1日以上)が発生した事業場は、災害発生後1か月以内に災害発生状況・原因を詳細に調査・分析し、再発防止対策や水平展開を検討・実施して休業災害発生報告書(様式2号:詳報)を王子ホールディングス安全部へ提出します。王子ホールディングス安全部は有効な災害再発防止対策がとられていることを確認した上で、国内外のグループ会社に配信して、グループ各社・各事業場の類似災害再発防止の参考とするよう指導しています。
従業員の参画
安全衛生委員会・職場安全衛生会議・職場懇談会

国内事業場は、法律に則り、各事業場に安全衛生委員会を設置し、労働災害の防止、健康障害の防止、快適な職場環境の形成、健康の保持増進に関する計画の策定と取り組み状況等の確認と改善について毎月話し合っています。また、安全衛生委員会の設置が義務づけられていない小規模の事業場においても、安全衛生委員会、もしくは、それに準じた安全衛生会議や職場安全衛生会議、職場懇談会等を毎月開催し、多くの従業員から意見を聞く機会を設けるなど、労使一体となった安全衛生活動を展開しています。
さらに、王子グループの国内会社・事業場においては、協力会(構内請負会社)と全従業員が一体となった安全衛生活動に取り組み、風通しの良い職場環境をつくるためにも必要不可欠なものであることから、協力会との安全衛生会議への相互出席や合同開催、非正規社員や派遣社員も含めた安全衛生会議を開催しています。新型コロナウイルス感染症予防のため、Web会議形式の会議も進められています。
なお、海外会社・事業場においても、各国・現地の法令に則り、各事業場に安全衛生委員会の設置や安全衛生管理を推進する他、事業場内に安全衛生に関して従業員の意見を聞く職場安全衛生会議や職場懇談会等を設置しています。
中央労使委員会
グループCEOをはじめとする経営層とグループ各社の労働組合との間で中央労使委員会を年2回開催しています。グループ安全衛生推進計画に基づく安全衛生活動や労働災害発生状況と再発・未然防止の取り組みなどについて情報を共有し、王子グループで働く従業員が「安全絶対優先」できる職場環境、家族が安心できる事業場の構築について討議しています。
リスクマネジメント
リスクアセスメント
グループ安全衛生推進計画の重点施策に「設備の安全化推進」を掲げ「全員参加型のリスクアセスメントを積極的に行い、事業体、事業場トップならびに管理監督者が責任を持って、具体的な安全対策を実施し、災害防止を図る。」とし、回転体近傍作業の安全対策、高所作業時や屋根からの墜落・転落防止措置、荷役運搬、荷役重機・揚重機との接触防止対策、コンベア・ベーラー・パルパーの安全対策、被液対策を中心にリスクアセスメントに取り組み、本質安全化や工学的対策などの繰り返し災害防止に有効な具体的対策を講じることにより、再発防止・類似災害防止に努めました。
2023年リスクアセスメント実績
- ※ こちらの表は横にスクロールしてご覧いただけます。
カンパニー分類 |
産業資材カンパニー
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生活消費財カンパニー
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機能材カンパニー
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資源環境ビジネスカンパニー
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印刷情報メディアカンパニー
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コーポレートマネジメントグループ
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シェアードサービス会社
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王子ホールディングス
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総合計
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リスクの特定方法 | |||||||||
合計 | 36,745 | 1,639 | 3,790 | 1,690 | 8,535 | 835 | 3,764 | 1,140 | 58,138 |
作業手順書に基づくリスクの特定 | 2,064 | 612 | 2,354 | 261 | 3,774 | 63 | 417 | 575 | 10,120 |
災害事例の水平展開 | 4,698 | 316 | 296 | 459 | 392 | 279 | 353 | 182 | 6,975 |
安全パトロール・監査指摘事項 | 5,803 | 55 | 615 | 322 | 282 | 151 | 1,241 | 127 | 8,596 |
その他(ヒヤリハット他) | 24,180 | 656 | 525 | 648 | 4,087 | 342 | 1,753 | 256 | 32,447 |
2023年も2022年同様にグループ安全衛生推進計画の重点施策に「機械・設備の安全化推進」を掲げ、「過去の災害要因を踏まえたリスクを漏れなく洗い出し、各社・各事業場トップならびに管理監督者が責任を持って、具体的かつ速やかな安全対策を計画・進捗管理し、安全部門・技術部門が連携して、労働災害の未然防止・再発防止を図る。」としています。さらに各種災害事例やヒヤリハット、各種安全パトロール・監査指摘事項を基に、リスクアセスメントを積極的に行い、再発防止および類似災害の未然防止を図っていきます。
- ※ 回転体等の接触・近傍作業が伴う機械・設備の安全対策、墜落・転落、転倒防止対策、荷役機械(運搬車両・運搬重機・揚重機)との接触防止対策
安全監査・安全パトロール
王⼦ホールディングス安全部や各カンパニー・各主管会社の安全担当部署は、海外も含めた所管会社・事業場の安全衛⽣管理レベルの向上を図るために、安全監査・安全パトロールを実施しています。また新たな取組みとして強化安全巡視における定点観察を開始するとともに、機械・設備の安全化推進にも積極的に取り組んでいます。
安全管理特別指導事業場指定制度
王子ホールディングス安全部や各カンパニー・各主管会社の安全担当部署は、「安全管理特別指導事業場指定制度」を設けています。死亡・重篤災害の発生や休業災害が短期間に連続発生する等、安全管理上の改善が必要と認められる会社・事業場を、安全管理特別指導事業場に指定し、再発防止対策だけでなく、安全管理体制、改善計画・活動状況等の点検・指導を行い、安全管理レベルの改善・向上を図っています。王子ホールディングス安全部と各カンパニー・各主管会社の安全担当部署は、情報共有、連携を図り、災害防止に努めています。
災害現場検証
王子ホールディングス安全部や各カンパニー・各主管会社の安全担当部署は、災害が発生した事業場にただちに出向き、発生状況・原因・対策の確認だけでなく、事業場幹部や災害発生職場の管理職と再発防止対策や日頃の安全管理活動についても深掘りした確認と議論を行い、事業場全体の安全管理活動改善、より良い職場安全風土の構築の指導をしています。
安全重点巡視の実施

王子グループ内にて荷役作業における労働災害が多発していることを踏まえ、類似災害の防止を図るため、王子ホールディングス経営層(会長・副社長)の巡視に王子ホールディングスグループ技術本部と王子ホールディングス安全部が同行して、王子コンテナーグループを皮切りに安全重点巡視を開始しました。
労働安全衛生マネジメントシステム
国内グループ会社では、王子製紙、王子マテリア、王子エフテックス、王子ネピアなどの大規模会社と複数の中小規模会社では、厚生労働省の「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(OSHMS指針)」に則した労働安全衛生マネジメントシステムを構築し運用しています。また、その他の国内グループ会社においても「安全衛生方針の表明、労働者の意見の反映、安全衛生目標、安全衛生計画と実施、日常的な点検、改善等」などの労働安全衛生マネジメントシステムに準じた安全衛生活動を展開しています。
海外グループ会社においても、各国の労働安全衛生を所管する組織が推奨する労働安全衛生マネジメントシステムを構築して運用や同等の安全衛生活動を展開しています。
今後、ISO45001(Occupational health and safety management systems)に準拠した活動や認証取得を検討してまいります。
教育・研修
王子ホールディングス安全部は、グループ各社が実施すべき、階層別・担当別の安全衛生教育・研修体系案を例示し、グループ各社はそれをベースに自社の状況に応じた階層別・担当別の安全衛生教育体系を定めて、労働安全衛生法などの法令に則った教育はもちろんのこと、各階層・各担当に応じた安全衛生教育(外部機関による教育含む)を実施しています。
階層別 | 事業所トップ(事業場長および代理者)、管理者(部・室・課長、新任者)、監督者(操・作業長・組・班長等、新任者)、一般(シニア、中堅、若年、新入社員、中途入社者、派遣社員) |
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担当別 | 管理監督者、危険有害物取り扱い業務者、安全衛生スタッフ、配転者、作業内容変更者、関係協力会社、臨時入構業者 |
安全と健康の教育・研修
王子グループ各社では、グループ安全衛生教育・研修体系(案)に基づいた階層別・担当別の教育・研修をグループ従業員に対して実施するだけでなく、構内常駐の協力会社の従業員や臨時入構業者に対しても各種の教育・指導を実施しています。なお、これらの教育・研修の他に、王子グループの各社・各事業場では、日々の安全作業手順書、安全守則・細則、遵守・禁止事項の読み合せやOJTによる教育・訓練を実施し、安全ルールの周知徹底に努めています。最近では、危険擬似体験装置の設置や外部機関での受講、さらには、擬似体感が難しい「激突され」「墜落・転落」「感電」「有害物との接触」「飛来・落下」「崩壊・倒壊」などを安全で効果的に体感できるVR技術を活用した危険体験教育をグループ全体で展開し、危険を肌で体感することで危険感受性や安全意識の向上を図っています。
危険擬似体験装置VRによる危険体験教育
2020 年からはVRによる危険体験教育を国内外の事業場へ順次展開しており、VRの臨場感あふれる画像に、受講者からは「被災体験場⾯では反射的に逃げる、⾝体がすくむなど、実体験できない災害を体感できた。災害の怖さを感じ、ルールを守ることの⼤切さを再認識した」などの声が寄せられています。王⼦グループで発⽣した事例を含んだオリジナルの体験コンテンツを制作し、全14コンテンツを活用して、⽇々の操業現場に近い環境で学ぶことができるよう、また、新鮮な感覚で学ぶことができるよう、⼯夫を凝らしています。


オリジナルコンテンツ(脚立からの転落、有害物との接触)

グループ各社の取り組み
フォークリフトコンテスト
2014年以降、王子グループ中国各社が出席し、フォークリフトに関する知識および運転技能の向上を図り、「フォークリフト災害ゼロ」を目指す、安全講習&技能コンテストを開催しています。安全講習では、フォークリフト事故の原因分析や安全ビデオで学び、質疑応答では熱心に議論して安全意識の向上も図っています。



危険予知トレーニング(KYT)
従業員一人ひとりの危険感受性を高め、様々な状態・状況の中に潜んでいる危険要因を察知し、危険感受性の向上や災害未然防止の各種対策検討を目的に、産業資材カンパニーのOAP(Oji Asia Packaging)所管の東南アジアのグループ会社では2020年から、各カンパニーと王子製紙管理(上海)有限公司との共同所管の中国のグループ会社では2021年から、王子グループで発生した災害事例研究やKYシートを活用した危険予知トレーニング(KYT)に取り組んでいます。受講者からは「普段、何気なく作業していることでも危険の芽が潜んでいる、自分では気づかない危険の芽がある、今後の作業に活かしたい」などの感想が挙げられています。


危険予知トレーニング




安全表彰

当社は、グループ全体の安全水準向上と労働災害撲滅を目的として、国内外の全事業場を対象とした「グループCEO安全表彰」制度を設けています。
2012年のHD化以降、事業規模(人数)に応じた休業災害の無災害総労働時間、または無災害継続年数等を基準とし、無災害記録が極めて優秀な事業場を表彰しています。
2024年は12回目の表彰式となり、グループCEO安全表彰基準を満たし、カンパニー・主管会社から推薦された1事業場が安全優秀賞として表彰されました。
なお、安全表彰は、カンパニープレジデント安全表彰、各社社⻑表彰や各事業場⻑表彰の制度を設けて、安全成績の優秀な会社・事業場・部署の表彰を、各カンパニーおよびグループ各社で⾏なっています。
データ
王子グループでは「安全絶対優先」の基本理念のもと、「死亡・重篤災害ゼロ」に向けた取り組みを通して、労働災害撲滅を目指しています。
休業災害件数
グループ全体(連結対象外の会社も含む)における直近の労働災害発生状況※は、以下の通りとなっています。
2021年
71件(国内45件、海外26件)の労働災害が発生しましたが、死亡・重篤災害は0件でした。
2022年
国内で2件、海外で1件の死亡災害が発生しました。休業災害は66件(国内39件、海外27件)でした。
2023年
2023年には国内で1件、海外で2件の死亡災害が発生しました。休業災害は65件(国内41件、海外24件)となり、そのうち安全ルール違反により発生した災害が34件と約半数を占めていたため、翌2024年の安全施策として引き続き「安全大原則・安全ルールの完全遵守」を掲げ、労働災害の撲滅に取り組んでいます。
- ※労働災害:
・従業員と協力会社 ― 死亡災害および休業1日以上の災害
・臨時入構業者― 死亡災害
上記の休業災害件数には、国内外の安全レベルを比較するために、海外グループ会社における災害のうち、日本国内における不休災害レベルの傷病の程度と判断したもの(2020年:24件、2021年:17件、2022年:33件、2023年:52件)は含めておりません。
労働災害度数率
王子グループ国内事業場の労働災害度数率は、2019年以降上昇傾向にありましたが、2023年には減少に転じ、0.80となりました。厚生労働省の労働災害動向調査(事業所規模100人以上)による製造業全体の災害度数率、パルプ・紙・紙加工品製造業の災害度数率と比較しても低い水準となっています。
