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お知らせ

2025年02月05日

【日】お知らせ(研究)

世界初、CO2再資源化人工石灰石を用いた「ロカボ紙®」を開発
~住友大阪セメント株式会社、富国紙業株式会社と共同開発~
 王子ホールディングス株式会社(社長:磯野裕之、本社:東京都中央区)のグループ会社である王子エフテックス株式会社(社長:安井宏和、本社:東京都中央区)は、住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)、富国紙業株式会社(社長:加藤久美子、本社:東京都新宿区)と共同で、世界で初めてCO2再資源化人工石灰石を使用した紙「ロカボ紙®(Low Carbon Paper:ローカーボン紙)」(以下、本製品)の開発に成功しました。

 当社の高級印刷用紙「OKミューズガリバーシリーズ」を基に開発された本製品には、NEDO※2のグリーンイノベーション基金事業で住友大阪セメントが開発したCO2再資源化人工石灰石を使用しています。このCO2再資源化人工石灰石は、セメント製造時に発生する排ガスに含まれるCO2を廃棄物に含まれるカルシウム源で鉱物固定※3して製造されたものです。
 炭酸カルシウムは紙に白さや不透明性、平滑性および柔軟性を付与するために使用される製紙用原料の一つです。本製品では、天然の石灰石由来の炭酸カルシウムをCO2再資源化人工石灰石に置き換えました。

 本製品は、既存の高級印刷用紙と同等の強度や印刷適性を持ちながら、CO2再資源化人工石灰石を使用することでCO2の排出を削減します。また、原料にカルシウムを含む廃棄物を再利用することで廃棄物の削減にも貢献します。
 今回の開発成果であるロカボ紙®は、世界の最先端技術が集う2025 年の大阪・関西万博にて、住友グループのパビリオン『住友館』の記念品(ポストカード、メモパッドなど)に使用されます。

 当社は、CO2再資源化人工石灰石の適用範囲の拡大について検討を進め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。  

※1)OKミューズガリバーシリーズ:当社の高級印刷用紙。書籍・カレンダー・カタログ・名刺等に使用
※2)NEDO:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
※3)鉱物固定:CO2を鉱物(Ca)と反応させ、鉱物内に閉じ込める(石灰石に変化させる)技術

図1 本製品の製造イメージ


図2 住友館 記念品イメージ(メモパッド・ポストカード)

<本件に関する問い合わせ先>
王子エフテックス株式会社  製品開発部 
TEL03-5550-3073 E-mailoji-ftexmdd@oji-gr.com
王子ホールディングス株式会社 コーポレートガバナンス本部 広報IR部
TEL:03-3563-4523 E-mail:oji-holdings@oji-gr.com