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2023年09月28日
業務用の天井埋込カセット形エアコンは段ボール製トレイで上下から梱包され、この梱包用トレイは大型で複雑な構造な為、人が手で組立てていた。 そこで自動組立可能なトレイ形状とそれに対応した自動組立機械構造を開発した。この自動組立機械構造は包装機械業界初でトレイサイズも最大級。 自動組立機はシート(トレイ)のピッキングから折込みトレイに自動成形、既存の自動梱包ラインに直結させ組立と梱包の自動化に成功した。この結果、組立作業員40%、組立時間33%の削減を達成。
大幅な資材価格高騰の抑制策として、包装機能は現状維持しつつ、大幅な形状改良により価格を抑える工夫をした。既存の箱組みと変わりない為、生産者様(使用する側)に抵抗が無い事、長さ面の差し込み位置の改良により袋が外に飛び出さない事、中身は軽量物になり輸送上は現行品同様、問題の無い事が確認できた。この結果、長さ面の折り込み形状を変更して才数削減約21%減少に成功した。
店頭陳列作業の負担軽減のため、開封作業が簡単で、様々な陳列方法に対応できる段ボールケースを開発した。この結果、①天面のみの開閉で空ケースを下段陳列台として利用、②天面・長側面開放サイドを残すことで安定したスタッキング陳列、③全てのジッパーを切り離すことで短側面を正面に向け、省スペースでの陳列、が可能となった。また、カットテープを廃止し プラスチック使用量を削減、作業工数も改善した。
「惣菜用プラスチック製番重」は通期、通い箱として運用しているが、年末年始繁忙期に不足するため、補填として段ボール製番重を併用している。この番重に ①繁忙期終了後の廃棄性を考慮した2種類の折畳みロック機構、 ②一人でも組立できる仮止め機構、 ③プラ製番重との長距離併用運搬でき得る強度性の 3点を付加、開発した。
CVS業界の新規メニューのパッケージ検討にあたり、折り曲げ可能な形状のトレーを特殊なトリミング加工で実現した。立体的なトリミング加工により、スッキリした見た目やトレーとしての製品の保形性の機能を両立させた。冷凍チルド温度帯での使用も想定し、冷凍アイスなどで使用される素材を採用している。 また、トレーの自動供給が可能なフチの形状となっている。袋からスムーズに取り出せ、トレーを折って喫食できるため、手が汚れない
ペーパークラフトのダウンロードコンテンツは手軽に楽しめる利点があり、そこへパッケージの「設計技術」や贈答などでの「包むこころ」を付加することで「楽しみながら包装する」ことを体験できるコンテンツを完成した。DIYの様に楽しく自分で作れることを狙いとしているため、「楽しさ」を演出する仕様を複数準備、シリーズ化し提供している。季節に合ったオリジナルデザインを施すことで催事などのギフトにも使えるものになっている。プリント専用の厚紙程度で十分な強度を出せるよう、設計技術を惜しみなく投入している
缶ビールを買っていただく消費者に、ワクワクや新しい体験の提供を目的に、使用後の外装パッケージを活用し、ビールと共に流しそうめんが楽しめる商品を開発した。そうめんを流すレーンは衛生的かつ強度低下を防ぐため、消費者がラップやアルミホイルを敷いて使用する。流しそうめんは食べる際に火を使わないため、小さな子供がいても安心、また煙や臭いも出ず、自宅のベランダや庭、食卓でも楽しめ、家族みんなが笑顔になれると考えた。
バス用フロントガラス(補修用部品)はサイズが大きく、一点一様のため、主に木枠梱包で出荷していたが、作業性と木材の廃棄問題から段ボール化に着手した。パレット以外は全て強化段ボール(ハイプルエース)で設計し、①フロント部分の開閉により、梱包・開梱作業を改善、②樹脂ネジを使用し開梱性を改善、③湾曲したガラスの強度に配慮し、立てた状態での出荷仕様とした。 これにより梱包作業が容易となり、資材費:7%、作業時間:50%を削減デザイン、年間で7,464,000 円の削減となった。
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